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「iPhone 4S」人気で国産スマートフォンが劣勢

投稿時間2011.11.28
ITMediaによると、「iPhone 4S」がソフトバンク、auから発売された影響を受け国内メーカーのシェア低下に拍車がかかっていると伝えています。

記事の中で、BCNの調査として、Appleは「iPhone 4S」の発売以来、メーカー別シェアで首位を独走していて、発売直後の10月14日の週に73.5%に達したシェアは、ひと月以上たった11月14日の週も56.1%を維持しているとしています。

国内メーカの一つのNECは、平成23年度の携帯出荷台数を従来の740万台から650万台に下方修正していて、その中の3分の2がスマートフォンだとしています。この事について、遠藤信博社長は「iPhone 4S発売の影響は否めない」と語ったということです。

さらに、国内メーカーはスマートフォン市場で「iPhone 4S」のみならず、サムスンやHTCにも先行を許し、出遅れているとしています。その理由として、通信会社の要望に沿った製品をメーカーが納める日本独自の慣行がなお残るため、メーカーがスマホ開発にシフトしたくても、従来型携帯の開発をやめにくい事情があり、二重の開発負担がいっそう不利にしているとしてます。


先日も国内メーカーの行く末という記事を書きましたが、相当厳しい状態がつづいているようです。もはや、国内メーカーに巻き返す力は残っていないのでしょうか…。なかなかキャリアとの関係を見直せずにいる現状では、厳しいのかもしれません。

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