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中国で「iPad」輸出禁止は難しいと、中国税関当局が語る

投稿時間2012.02.16
昨日の記事の続報となりますが、AppleInsiderは、Reuterの情報として、中国で「iPad」の商標権をもつProview社が、Appleの「iPad」の輸出を阻止するために中国政府に要請した件で、中国税関当局は「中国で「iPad」を輸出禁止にするのは難しいだろう」と言われているとProview社のチーフ、Yang Long-san氏がインタビューで語っていると伝えています。

Proview

この理由について、「iPadは中国での市場規模が大きく、Apple製品の愛する人がとても多くいるため、禁止する事は難しい」と中国税関当局より伝えられているとしています。

Proview社の弁護士Roger Xie氏は、Appleとの法廷闘争解決の最良のオプションは和解だと発言しているそうで、今後それに向かい話し合いが行われるものと思われます。なお、Appleは昨年末に深センの裁判所で「iPad」の商標権について敗訴しているそうです。

とりあえず、中国税関当局は「iPad」の輸出禁止などの可能性は否定しているようなので、世界中で「iPad」が販売停止になる可能性はかなり減ったと思われます。今後は両社がどう落とし所を見つけ、和解するかに注目が集まりますね。