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「iPhone 6s/6s Plus」の「A9」プロセッサのバッテリー性能はやはりTSMC製のほうが上回るが・・・

A9processer
img via iFixit

前の記事で「iPhone 6s/6s Plus」のA9プロセッサ、TSMC製の方がバッテリー持続時間が長いというテスト結果が出ていることをお伝えしましたが、9to5Macは、YouTubeにサムスン製とTSMC製の「A9」プロセッサを搭載した「iPhone 6s」のバッテリーテストの動画を紹介しています。

やはりTSMC製の方がバッテリー持続時間が長いものの・・・

今回公開されたのは、Jonathan Morrison氏とAustin Evans氏がテストしたものになっています。

Jonathan Morrison氏のテストでは100%の状態から4K動画を1時間撮影して、バッテリー残量を計測したところ、サムスン製では84%、TSMC製では89%という結果になったそうです。

さらにその後10分間のムービーをiMovieでエクスポートし、ベンチマークテストを行ったあとのバッテリー残量を計測したところ、サムスン製では55%、TSMC製では62%という結果になったそうです。

つづいてAustin Evans氏のテストでは、「Geekbench 3」のバッテリーテスト機能を使ってバッテリー残量が100%から50%になるまでに書かかかる時間を計測したところTSMC製の方が50分長く持ったそうです。

ただ、1時間のビデオストリーミングのテストでは、1%の差しか出なかったそうです。

かなり負荷が高いテストでは差が出る結果に

2つの動画から分かるように、バッテリー性能という意味ではTSMC製の方が優っているというのは間違いなく、かなり高負荷の場面では差が出るという結果ですね。

ただし、動画を見るくらいの負荷であれば両プロセッサに大きな差が出るという事にはならないようなので、あまり高負荷の作業をしなければ気にしなくてもいいかもしれません。この辺はユーザーによって感じ方が違うかもしれませんが・・・。