DisplayMate Technologies社の社長Raymond Soneira氏は、Appleの計画では、「新しいiPad」にシャープのIGZOディスプレイ技術を使用を予定していたとしています。これは小さいトランジスタや回路素子を加えることによって、より多くの光を通すができ、バックライトの数を減らすことが出来るとしています。
しかし、シャープは時間内にIGZOディスプレイ技術を準備することができず、Appleは従来のアモルファスシリコン技術に頼ることになったとしています。
この技術は、光スループットが良くないので約2倍のLEDが必要になり、結果的に70%大きいバッテリーを搭載しなければいけなくなったとしています。
この見解について、DisplaySearchのアナリストRichard Shim氏も同意しているとしていて、もし、IGZOディスプレイ技術は明るい表示を可能にしていて、アモルファスシリコンに比べて大きなバッテリーを必要としなかっただろうとしています。
以前からAppleがIGZOパネルを「iPad」に採用するのではないかという噂はありましたよね。そのIGZOパネルは、先日になってシャープが亀山第2工場で生産を開始したと発表されましたが、もしもっと早く生産が始まっていれば、"プランA"として「新しいiPad」は薄型軽量の違ったデザインが採用されていた可能性もあったのかもしれませんね。
Apple