従業員は、コア製品の販売にどれだけ多くアクセサリを上乗せできるかによって評価されるそうで、またEasyPay機能を通じたアクセサリの購入を顧客に勧めるように指示されているとしています。
これらの売り上げは従業員ではなくストアの成績となるが、回りまわって従業員の勤務評価に影響を及ぼすとしています。
また、予算削減による従業員への影響もあるそうで、残業時間が制限され、降格人事が継続しているだけでなく、パートタイム従業員には最小限の勤務時間しか割り当てられていないとしています。
ジョブズ氏の指揮下では、リテール担当バイスプレジデント ロン・ジョンソン氏が、Appleの従業員に対し、たとえ売り上げにつながらなくても、顧客を手助けするようとする指示を出していたようですが、ジョブズ氏が病気療養後からは、ティム・クック氏やピーター・オッペンハイマー氏が販売にもっと注力するよう圧力をかけたとしています。
その後、ロン・ジョンソン氏は退職し、John Browett氏がリテール担当バイスプレジデントに就任しますが、売り上げと利益に対する意識がかなり強まり、予算削減やスタッフの配置換えにつながっているとしています。
先日もApple Storeのスタッフがレイオフされたのではないかという噂が出たりしていましたが、そこまではないものの、内部ではいろいろな変更が行われているようですね。Apple Storeの従業員はユーザーとの直接的な接点となる重要なポジションなので、この人達の不満がたまるという状況はあまり良くないかもしれないですね。
利益重視に走るあまり、特別な体験を提供するApple Storeが、どこにでもあるお店のようにならないでほしいですね。
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Apple Store、予算削減により従業員に不満
CNET Japanは、ifoAppleStoreがさまざまな内部情報筋からの話として、Apple Storeは顧客の満足よりも売り上げと利益に重点を置くよう「従業員の評価基準」を変更していると伝えていて、従業員の間で評判が良くないとしています。