レビュー

【レビュー】エレコム「Wi-Fi 6 (11ax)」対応Wi-Fiギガビットルーター「WRC-X3000GS」

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エレコムが販売を開始した「Wi-Fi 6 (11ax)」対応Wi-Fiギガビットルーター「WRC-X3000GS」。

今回メーカーにサンプルを提供していただけたのでチェックしてみたいと思います。

Wi-Fi 6対応ルーター「WRC-X3000GS」

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まずは同梱品のチェックをしてみたいと思いますが、「WRC-X3000GS」本体のほかに、ACアダプタ、LANケーブルにかんたんセットアップガイドなど説明書関係となります。

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本体ポートには、WANポートのほかに、LANポートが4つ搭載されています。

WPSボタンも搭載されているので、すでに設置されているルーターから買い換える場合でもルーター情報をコピーして移行も簡単になっています。

本体性能をチェック

つづいて「WRC-X3000GS」の本体性能をチェックしてみます。本体にはIntelのHome Wi-Fiチップセットを搭載していて、「Wi-Fi 6」と呼ばれるテクノロジーIEEE802.11ax Draft準拠しています。

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「Wi-Fi 6」は「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」が対応していることがMacお宝鑑定団Blogさんの情報から判明しています。

残念ながら「iPhone 11」シリーズは160MHzには対応しておらず、IEEE 802.11ax HE80 2TX(2x2 80MHz、最大1.2Gbps)という仕様のようですが、この「WRC-X3000GS」は160GHz(2x2 最大2.4Gbps)に対応したモデルとなっているので、対応機種が今後発売されたときも安心だとおもいます。

なお、Wi-Fi 6接続時のデータ転送速度は、5GHz帯で最大2402Mbps(規格値)、2.4GHz帯で最大574Mbps(規格値)となっています。

また、日本の主要なIPv6 IPoEサービスに対応、搭載されている内蔵アンテナはグループ会社のDXアンテナのノウハウを活用して設計されています。

スピードテスト

では、「WRC-X3000GS」に接続した「Wi-Fi 6」に対応した「iPhone 11 」と「Wi-Fi 5」までに対応した「iPhone XS」ででスピードテストをしてみました。

インターネット回線は「NURO光 for マンション」で、Googleのスピードテストで計測しています。なお、接続は5GHz帯を使っています。

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左が「iPhone XS」、右が「iPhone 11」

上のスクリーンショットはある1回のものですが、10回以上試したところ、ある程度のバラツキはあったものの、「iPhone 11」が総じて高速になっていました。

すでにIEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)対応ルーターを持っている人にとっては、「WRC-X3000GS」に変えたというところで高速にはなるものの、劇的な変化というところまではいかないかもしれません。

ただ、それより古いWi-Fiルーターを使っている人で「iPhone 11」シリーズなどを購入した場合は「WRC-X3000GS」に買い換えることで高速化が体験できると思います。

なお、価格もAmazonで19,224円と2万円を切っています。最新のテクノロジーを搭載していながらこの価格は安いのではないでしょうか。