ワイヤレス充電器とUSB-C製品に注力へ
チェット・ピプキン氏は、日本の市場に進出するときに時間をかけて調査したことを明らかにし、日本の文化が「人」を中心になっていること、効率が重視されていること、より高いユーザー体験を求めていることが素晴らしいことだと感じたと話していました。
また、ベルキンのほかに展開するブランド、ホームメッシュWi-Fiネットワークを提供する「Linksys」、ホームオートメーション機器を提供する「wemo」、さらに家庭の水の使用状況などを管理システム「phyn」が紹介されました。
次に登壇したスティーブン・マロニー氏から、製品開発のアプローチについての説明があり、カリフォルニアのオフィスには、デザイン部門があり、自社で機械工学ラボと電気工学ラボを両方があることで、互いのエンジニアが協力しあって製品を作り上げていると話していて、製品をすぐに撮影できるフォトスタジオもあるそうです。
石井靖人氏からは、今年度の製品ラインナップについての説明があり、すでに発売しているiPhone 8やiPhone Xに対応したワイヤレス充電器「BOOST↑UP Wireless Charging Pad」などを紹介しつつ、今後様々な製品を発売していき、この分野でのリーディングカンパニーを目指したいと話していました。
また、USB-Cソリューションにも注力していて、製品の安全性を保証するUSB-IF認証を獲得した製品のランナップをさらに拡充していき、安全性が高く長期間使える製品を提供していきたいと話していました。
安全性については、ワイヤレス充電器についても市場にある安い製品などを購入して検証をしていて、品質の悪いものだと充電器が溶けてしまったり、熱をもってしまってケガをしてしまったりすることが起こり得るが、ベルキンは常に注意をし高品質の製品を提供していくそうです。
ほかにも、iPhoneの液晶保護フィルムを簡単に貼り付けることができる「TrueClear Pro」の小型化された第2世代も紹介され、現在ドコモショップの一部に展開されていて今後も設置店舗を増やす予定だそうです。
また、今後は全面を保護するEdge to Edgeのフィルムの発売の計画があることも明らかにしていました。
今回の説明会では特に新製品の発表ということはありませんでしたが、今後注力していくワイヤレス充電やUSB-C製品に対して、製品開発のスピード感はもちろんのこと、安全性を重要視していく姿勢が印象的でした。