「Parallels Desktop 13 for Mac」のデモ
「Parallels Night」は、冒頭Parallelsのアジア太平洋地域ジェネラルマネージャーKevin Greely氏が「Parallels Desktop」の紹介からはじまり、今回発売となった「Parallels Desktop 13 for Mac」の新機能デモへと移っていきました。
「Parallels Desktop 13 for Mac」のデモはシニア プロダクトマネージャーのKurt Schmucker氏担当していて、今回のアップデートで強化したポイントとして、パフォーマンスの向上はもちろんのこと、ユーザーの抱える問題の解決、MacやWindowsの優れた機能お互いの環境で実現することなどを挙げていました。
「ユーザーの抱える問題の解決」
「ユーザーの抱える問題の解決」として、ワンクリックでWindows 10のイメージをダウンロード、さらにインストールして仮想マシンが作れる機能を紹介していました。
これはMicrosoftから提案された機能で、初めて「Parallels Desktop」を使うときでも、わかりやすくすぐに仮想環境がつくれるのでかなり便利だと思います。なお、ライセンス認証は試用期間中に入力することでそのまま引き続き利用することが可能です。
Touch BarとPeople Bar
「Parallels Desktop 13 for Mac」では今回「MacBook Pro」のTouch Barに対応していて、これをWindowsの環境でも利用することが可能です。
デフォルトではWindowsのタスクバーに表示されている項目がTouch Barに表示され、Microsoft OfficeやEdgeなどブラウザなどは最適化されているそうです。
アプリによりTouch Barのカスタマイズは可能ですが、テキストエディタなどの多くのアプリは、ショートカットキーがアサインされていない機能については使えないようです。
また、「Windows 10」のPeople Barという機能がMacでも使えるようになっていて、よく連絡するひとの連絡先をMacのDockなどに表示することができます。
ちなみに、「Windows 10」では3人までしか表示できないが、Macだと制限なく表示が可能で、DockすべてをPeople Barで埋める事もできるようです。
パフォーマンスこの向上や新機能
パフォーマンスの向上のデモとして披露されたのは、「DIALux evo 7」というCADデータをつかった照明設計ソフトで、かなりグリグリ動かしてもスムーズに動いているのが印象的でした。これは毎年OpenGLの扱いがうまくなってきていて、パフォーマンスが上がっているそうです。
ほかにも、複数のOSを立ち上げた状態でピクチャー・イン・ピクチャーで表示させる機能やRetinaサポートの強化などの紹介をしていました。
また、「Parallels Desktop 13 for Mac」には、32個の機能を搭載した「Parallels Toolbos for Mac 2.0」がバンドルされていて、動画をドラッグ・アンド・ドロップでGIFアニメにできる機能などをデモしてくれました。
デモのあとは質疑応答が行われ、「Touch Bar」のフルカスタマイズについて質問には、将来的には提供していきたいと考えてるが、そこはユーザーの利用状況を踏まえて考えていきたいと話していました。
また、「Parallels Desktop」と「Windows」のライセンスを同梱したモデルを出してほしいという要望については、今のところMicrosoft側からOKがでていないから実現できていないと答えていました。