レポート

「INNOVATIVE LIFESTYLE TALK SESSION 〜IT・デザイン・モビリティが生活をどう変えていくのか〜」レポート

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2015年4月24日、「Apple Watch」の発売その日夜に麻布十番にあるdream labにおいて、「INNOVATIVE LIFESTYLE TALK SESSION 〜IT・デザイン・モビリティが生活をどう変えていくのか〜」が開催されました。

オープニングでこのイベントを主催したジャーナリストの林信行氏とBMW i3のオーナーで構成されるコミュニティサイトEVERDRIVEの代表であり会場などの提供をしてくださったDream Design Labの石川淳哉氏が登壇し、さっそく林信行氏がすでに何杯か飲んでこのイベントに来ていることを石川淳哉氏に暴露されていました。

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今回のイベントでは「Apple Watch」が発売されたこともあり、林信行氏が「Apple Watch」の説明をしたあとはデベロッパーを集めてプレゼンテーションを行うという方式で進んでいきました。

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プレゼンテーションのトップバッターとして登壇したのは、トリニティの永山純一氏で先日発表した新ブランドNuAnsの「CONE」を持ってきていて、同時にリリースされる「NuAns」アプリの「Apple Watch」対応版の実演をしていました。

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「CONE」はLightningドックとスピーカー、そしてLED照明が一体になったスタンドで、「NuAns」アプリで音量調整やライトの調整などができるようになっているのですが、「Apple Watch」でそのコントロールを実現するできるようになるようです。

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つづいて、静岡の浜松からこのイベントのために東京にきたSPLYZA incの土井寛之氏が登壇。SPLYZA incが提供する「Clipstro キセキ(軌跡)のビデオカメラ」の紹介とさらに「Apple Watch」でそのアプリのすべてをコントロールできることをデモも交えて説明していました。

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Clipstro キセキ(軌跡)のビデオカメラ」は残像動画を簡単に作成でき、スポーツのフォームチェックなどができることで人気になっているそうですが、「Apple Watch」に対応することで一人でもこの残像動画を撮影することができるようになるそうです。

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3人目はMoneyTreeのCEO Paul Chapman氏が登壇し、「Moneytree」の説明と「Apple Watch」では、入金の連絡などが通知されるなど「Apple Watch」で簡単に確認ができることなどを解説をしていました。

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また、MoneyTreeを使っているユーザーの男女の割合が男性51%、女性49%、主要な年齢層が20-45才であることを明らかにしていて、今まで家計簿をつけたことがない人が多く使っているとしています。

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4人目はPocket SuperNovaのHiroki Watanabe氏が登壇。同社が「Apple Watch」向けに最適化した世界初のメッセージングアプリ「WatchMe Messenger」を紹介していました。

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WatchMe Messenger」は、アニメーションで表示されるテキストとデコレーションを組み合わせた動画メッセンジャーアプリで、「Apple Watch」では簡単にメッセージの確認・返信をできることをアピールしていました。ちなみに、「WatchMe Messenger」はAppleのスペシャルイベントの「Apple Watch」のデモでもアイコンが登場していたそうで、Hiroki Watanabe氏はそれを見てかなりびっくりしたようです。

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5人目は「O:der(オーダー)」というサービスを提供している新田剛史氏が登壇。日本は「Apple Pay」には対応してませんが、「O:der」というサービスはそれに似た体験ができるサービスになっていて、iPhoneで事前に注文をし商品ができあがると通知が届くようになっていて、事前にクレジットカードを登録しておくので、キャッシュレスでスムーズに受け取りができます。

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「Apple Watch」では、いつも頼むメニューがマイオーダーとして登録されていて、注文から受け取りまでを「Apple Watch」だけで完結できるという未来を感じさせるサービスになっています。もちろんお店にはピックアップしにいくだけなので、列に並ぶ必要もないそうです。

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ちなみに、「O:der」にすでに対応している「the 3rd Burger 六本木アークヒルズ店」では「Apple Watch」から「O:dar」アプリを使って注文すると、オリジナルエコトートバッグがもらえるkyンペーンを実施しているそうです。

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プレゼンの最後はJALの「JAL Countdown」アプリ。「JAL Countdown」アプリは、チケットを買ったあとから搭乗するまでの情報を提供してくれるアプリで、デザインもかなりこだわっていて3つのデザインが選べるようになっています。

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また、搭乗用のQRコードを表示することができるようになっているので、「Apple Watch」で搭乗手続きができるようになっています。これは発売日まで実機を手にすることができなかったので、サイズに合わせて紙にQUコードを印刷して実験をするなど開発は大変だったようです。

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つづいての部では、石川淳哉氏と林信行氏が「Apple Watch」に対応しているBMW i3について語るトークセッションで、石川淳哉氏が代表のEVERDRIVE PROJETは、「Apple Watch」の発売を記念して8台のBMW i3で「Apple Store,Omotesando」に集まるというユニークな試みを紹介したり、「Apple Watch」でBMW i3の様々なステータスを確認できるといったことを語っていました。

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最後のセクションでは今日登壇したすべてのデベロッパーに対する質疑応答がおこなわれました。

その中でとても印象的だったのが、ほとんどのデベロッパーがその日はじめて「Apple Watch」の実機を触ったそうで、予想通り色々大変なこともあったようですが、非常にポジティブに「Apple Watch」の登場を考えていて、"何かができない"という制約よりも"もっと何かができそう"と感じていると話していました。