テーマは租税逃れ
「永遠の旅行者(上)」は、元弁護士・真鍋の元に届いた余命わずかな老人が、巨額の遺産を国に一円も納税させず孫に相続させたいという依頼を巡り繰り広げられる事件を描いた長編小説。
元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した――。謎とスリルの上巻。
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