ちなみに上記の写真に写っている楽曲は10月22日にリリース予定の私のファーストアルバム「K-Truck」からの1曲。iTunesでも配信されますので是非ダウンロードを・・・といきなり宣伝から始まるご無礼をお許し下さい(笑)
装着感
以前のAppleのイヤフォンよりも格段に良くなっています。私は、平均的な人の耳のサイズより、やや大きのか、旧Appleイヤフォンはスルスルと落っこちしまい、100円ショップでイヤホンキャップをつけて装着していました。今回の「EarPods」は私の大きい耳にもフィットします。が、ジャストフィットかと言われるとやや緩い気がします。耳の小さい人にとってはどうなんだろうな~。
角度による音質変化
まず感じたのは、装着する角度によって音質がかなり変わる事です。ベストの角度は上記の画像の感じです。
青いラインまで角度を傾けると、かなり低音が膨らみました。
更に、EarPodsをやや耳の奥に入れることで、空間密閉されるので解像度があがります。奥に入れすぎると、スピーカーユニットを耳の壁で塞いでしまうので、音が聞き取り辛くなる等、ややコツがいるな~と感じました。
これは、個人個人の耳の形によって差が生まれる違いなのかもしれないので、一概にはいえないので参考までにしてください。
音質
気になる音質ですが、これも個人個人の好みで大きいので、私個人の感想とういうことで、参考までにお願いします。まず一番目立った帯域は低音です。あくまで目立つというだけで、あまり切れはありません。ダンスミュージックのキック、ベースは、迫力はあるがボワボワして掴みどころが無く、キックのアタック感がやや貧しく、リリース音が不鮮明に感じました。
中音から高音に関しては、なかなか伸びやかな綺麗な音に感じました。シンセサイザー等の電子楽器よりも、生楽器の音の方がより楽しめる音に感じました。
例えば、「The Cinematic Orchestra/To Build a Home」という曲では、ピアノがとても伸びやかで、リバーブ感も気持ちよく、歩きながら聞いていたのですが、楽しくてスキップしてしまうところでした。
しかし、低音が大きい曲だと、綺麗な中音、高音を濁してしまい「James Blake/The Wilhelms Scream」という曲では、美味しい音が耳に届かず、やや残念でした。
それと、周囲の音(騒音)が結構耳に入ってきます。良く言えば周囲の音で危険を察知することが出来るので良いのですが、音楽が聞き辛く、ボリュームを上げてしまい、結果音漏れしてしまう可能性がありそうなので注意が必要です。
まとめ
総じてなんだかネガティブな文字が多くなってしまいました、それでも「iPhone 5」付属のイヤフォンと考えれば、それ相応以上の性能を持っていますし、過度の期待はできませんが、エージングによって上記の問題も多少緩和するかもしれません。「Apple Apple EarPods with Remote and Mic」、2800円という価格でミドルクラスと同等レベルの性能があると思います。