Jobs氏は医療システムへの不満を持っていた
記事によると、Steve Jobs氏が2004年にすい臓がんを発症し、その後2011年に死去するまでに、医師と医療システムに関してかなりの時間を費やしていて、Jobs氏の個人的な影響のみならずAppleの経営にも大きな影響を与えていたことが明らかになったそうです。
この間にJobs氏は医療システムがいかにバラバラであるかを発見し、患者、データ、そしてそれらを活用する医療提供者をつなぐシステムに、いくつかデジタルの秩序を持ち込もうと考えたそうです。
それはJobs氏の死後もAppleの経営陣は考え続け、「Apple Watch」をファッショナブルな時計というだけでなく、モニターとしてヘルスデータを追跡する技術などを搭載したことはJobs氏の考えを踏襲しているのは明らかだとしています。
「Apple Watch」はJobs氏の死後に発売され、Jobs氏がその存在を知っていたかどうかは不明だが、彼はモバイルデバイスがヘルスモニタリングを強化するために必要であることは知っていたようだとしています。
Appleは、HealthKit、ResearchKit、CareKitなどを提供し「Apple Watch」やiPhoneなどとのエコシステムを構築することで、さらに個人的な医療データを収集し、将来的に医療の世界を大きくかえることを考えているようですが、このキッカケのひとつがJobs氏の経験からくるものだったかもしれないようです。
あくまで「Apple Watch」はJobs氏の死後に開発されていると言われているので、直接の関係性はないかもしれませんが、Jobs氏が医療システムの問題点に目をつけていたのは間違いないようなので、それが今につながっているというのは十分考えられることですね。
(via Cult of Mac)