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Apple、Google Nowのような機能「Proactive」を開発か!?

Spotlight

9to5Macによると、Appleの計画に詳しい情報筋によると、Appleは、Siri、連絡先、カレンダー、Passbook、およびサードパーティアプリを活用して情報を提供する「Proactive」と呼ばれる機能を開発していると伝えています。

「Proactive」は、Google Nowのような機能となるようで、自動的にユーザーおよびデバイスのデータを使用し、パターンに基づいてタイムリーな情報を提供することができるようになるそうですが、ユーザーのプライバシーは尊重されるとのことです。

これは、iOSのSpotlight検索機能の進化版となるそうで、「WWDC 2015」で発表される「iOS 9」ではSpotlightに置き変わり、iOSのシステム内に入る新たな機能となるようです。

情報筋によると、「iOS 9」では最初のホーム画面の左側に「Proactive」が用意されているようで、上部に検索バーがあり、そこでは検索したアプリを起動できたり、音楽を検索することができ、検索結果にはニュース記事なども含まれるそうです。

検索バーの下には、アプリ・連絡先・マップのiOSの3つの主要なコンテンツを表示するようになっていて、さらにSiriを大幅にアップグレードしたデジタル·アシスタント機能がつくそうです。

例えば、カレンダーの予定とPassbookに格納されている航空券の情報から、「Proactive」の画面でフライト時刻を表示できるようになり、カレンダーの予定からマップビューで到着予定時刻などを表示するということができるようになる可能性があるとのことです。

さらに、マップの改良は「Proactive」の焦点となり、新しい乗換案内サービスの他にPoints of Interest (POI)システムの見直しをしているとのことです。ほかにも拡張現実機能なども計画されているそうですが、これらは「iOS 9」で提供されるかどうかはわからないようです。

また、「Proactive」への情報はサードパーティアプリからも可能で、「iOS 9」はデベロッパーに限定的にSiriにアクセスできる「Breadcrumbs」と呼ばれるAPIが提供される見込みだそうです。これはプライバシーへの配慮からフルアクセスではなく限定的なものになるとのことです。

Proactiveはパーソナルアシスタント機能?

Google Nowは必要な時に必要な情報を提供するというパーソナルアシスタント機能として人気ですが、Appleもついにその機能を提供するということになるのでしょうか。

どれだけの情報をコントロールしてユーザーにどういった形で提供するかというのが非常に重要になると思いますが、「Apple Watch」などと連携するとかなり面白そうですね。