買収金額は10億ドル
今回の買収により、約2,200人のIntel従業員と知的財産、機器、リースがAppleに加わることになるそうで、買収金額は10億ドル(1,080億円)となり、規制当局の承認や、特定の国における労使協議会、その他の関連協議などの慣習的条件に従うことを条件に、2019年第4四半期に完了する見込みとのこと。
これによりApplは、携帯電話規格のプロトコルからモデムアーキテクチャー、モデム動作まで、17,000を超えるワイヤレス技術の特許を保有することになります。
Intelは今後も、PCやIoTデバイス、自動運転の車など、スマートフォン以外のアプリケーション向けにモデムを開発する能力は維持するそうです。
なお、Intelはスマートフォン向け5Gモデムチップ事業から撤退することを4月に発表していましたが、最終的にAppleがこの部分を買収するということになり、今後はAppleが自社製のモデムチップを開発していくということになるようです。
・Apple to acquire the majority of Intel's smartphone modem business