2019年第1四半期の売上高予想を下方修正
また、今回「ティム・クックからAppleの投資家への手紙」として、12月29日を末日とするAppleの2019年度第1四半期の業績予想を以下のように修正することも発表しています。
- 売上高として約840億ドル
- 売上総利益率として38%
- 営業費用として約87億ドル
- その他の収入／（費用）として約5億5,000万ドル
- 税率約16.5%（個別項目控除前）
Appleは2019年度第1四半期の売上高として890億ドルから930億ドルを予想していましたが、約840億ドルまで下方修正したことになります。
この要因について、iPhoneのアップグレードをする人が予想を下回ったことや強い米ドルによる為替の影響、そして中国での景気減速が大きな影響を与えたと指摘していて「私たちは中国の経済環境が貿易をめぐる米国との緊張の高まりによってさらに影響を受けたと考えています。」と述べています。
なお、今回の売上高予想を下方修正について、主に中国におけるiPhoneの売上高が予想を下回ったことが理由であり、iPhone以外のカテゴリー（サービス、Mac、iPad、ウェアラブル／ホーム／アクセサリー）は、全体で前年同期比約19％増大していることも明らかにしています。
確定された数字については2019年第1四半期の決算発表で明らかになりますが、今回から販売台数は発表しないこともすでに明らかにしているので、アナリストからどんな質問から出るかが注目になると思います。