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Apple、世界的に自社の電力を100%再生可能エネルギーで調達していると発表

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Appleは、世界各地にある同社の施設が100%クリーンエネルギーで電力を賄っていることを発表しています。

これらの施設には、米国、英国、中国そしてインドを含む世界43カ国にある直営店、オフィス、データセンターそして共用施設が含まれているそうです。

日本での取り組みも紹介

Appleは、さらに9社の製造パートナーがApple向けの生産を100%クリーンエネルギーで行うことを約束したことを発表、これによりクリーンエネルギーでの生産を約束したサプライヤーの数は全部で23社となったそうです。

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Appleの新しい本社「Apple Park」では、17メガワットのオンサイト屋上太陽光パネル設備や4メガワットのバイオガス燃料電池を含む複数のエネルギー源から100%再生可能エネルギーで電力を賄い、電池貯蔵を持つマイクログリッドで制御されていて、人が少ない期間などは余ったクリーンエネルギーを公共のグリッドに返すとのこと。

また、日本での取り組みも紹介されていて、Appleは地元の太陽光発電会社、第二電力株式会社とパートナーシップを組み、300基以上の屋上太陽光発電システムを設置する計画で、毎年発電される18,000メガワットアワーのクリーンエネルギーは3,000戸以上の日本家屋に電力を供給できる量とのこと。

今回の発表についてAppleのTim Cook CEOは以下のようにコメントしています。

私たちは自分たちが生まれてきた世界をさらに良いものとして次世代へ残すことに全力で取り組んでいます。何年にもわたり努力を重ね、ようやくこの意義深い数字に到達することができたことを誇りに思います。私たちの製品に使われている材料、そのリサイクル方法、私たちの施設、そしてサプライヤーとの取引において可能なことの限界を今後も押し広げ、新しい創造的かつ未来志向の再生可能エネルギー源を確立するつもりです。なぜなら、未来はそれに依存していることを私たちは知っているからです