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MotorolaとRIM、「nano-SIM」のデザインについてAppleに妥協案を示す

AppleInsiderは、The Vergeによると、MotorolaとRIMは、「nano-SIM」の新しいコンセプトデザインを発表したと伝えていて、それは元々Appleが提出したデザインの微修正のようだと伝えています。
Nanosim 120518

Photo by The Verge

このデザインは、Appleのデザインが80%、MotorolaとRIMの提案が20%で、外観はほぼ同じだとしています。違いは、Appleが提案しているSIMトレイを必要とする方式ではなく、"push-push”メカニズムと呼ぶ、SIMカードを押すことで飛び出すようになる方式だそうで、これによりSIMトレイがいらなくなるので、アダプタを使用することで、より大きいSIMカードとの下位互換性があるとしています。「nano-SIM」の標準化については、Appleは自社が開発したデザインを標準化させるために様々な方面に働きかけていました。3月末には欧州電気通信標準化機構(ETSI)で標準化が決定される予定でしたが、Nokiaの対立でこの決定が延期となり、その後Appleが、Nokiaのに配慮した「nano-SIM」のデザインを発表していました。

今回、MotorolaとRIMが新しい案を出してきたことにより、今後の行方が気になりますね。AppleとNokiaがどういった反応を示すかに注目ですね。なお、「nano-SIM」の標準化についての投票は、今月中にも予定されているそうです。