この「nano-SIM」の標準化については、3月に投票で決定する予定でしたが、AppleとNokiaの対立により投票が延期となっていました。
これはNokiaが、Appleがデザインした「nano-SIM」と現在の「Micro-SIM」の幅が似ていて、欧州電気通信標準化機構(ETSI)の要件を満たしていないとして強い反対を表明していたとしています。
これに対してAppleは、わずかに「nano-SIM」の大きさを調整することによってその提案に対応しているようだとしています。
今月中にも標準化を決定する投票が行われるようで、どうやらこのAppleがデザインした「nano-SIM」が標準化される公算が高くなっているようです。もちろんこれに対してNokiaがどういった対応を示すか分かりませんが…。
なお、G&Dは、もしこの「nano-SIM」が標準化された場合、すぐに新しい製品に搭載される可能性があるとしています。
Apple
Apple、「nano-SIM」の標準化のためにデザインを変更
AppleInsiderになどによると、SIMカードメーカーのGiesecke&Devrient(G&D)が、ニューオリンズで開催されているCTIAで、Appleの新しくデザインされた「nano-SIM」を展示していると伝えています。


Photo by The Verge