
1つ目は「Focus」。Appleは非常に少ない商品で1000億ドルの売上高を記録しているとして、あまり広げすぎると、どれも素晴らしくなくなってしまうと語っています。
2つ目は「Simplicity」。複雑な物事をシンプルにすると聞くと、多くの人は単純にコアな部分だけを残して他を捨てる事だと考えるが、それは間違っているとしています。何かを造る時、すぐに複雑化して止まってしまう事が多いが、その製品の問題点を把握しているのならそれを除く事によってシンプルになっていくと語っています。
3つ目は「Courage」。仕事上の多くの決定関して、過去の成功に頼ってはいけないとし、製品も誰もがいずれ持つだろうという理由だけで造っては行けないとしています。
4つ目は「Best」。市場に参入する場合は、その市場で最高でなくてはならないとしています。それが出来ないのであれば参入すべきではないと語っています。そこには差別化が必要で、Appleの場合は最高でなければそこには興味がないとしています。
この4つのキーは、非常に考えさせられますね。Appleの基本理念といった感じでしょうか。どうしても多角的になってしまったり、機能を盛りだくさん詰め込んだ製品を作ってしまいがちですが、そこを削ぎ落す明確な思考というのがAppleにはあるという事ですね。これはスティーブ・ジョブズ氏から受け継がれているものだと思いますが、この考えが共有されているのであれば、Appleの今後は全く心配ないかもしれませんね。