KDDIによるiPhone参入は「どう転ぶかでわれわれの経営に大きなインパクトを与える」と考えていて、加入者2880万人のうち数十パーセントを占めるiPhoneユーザーのうち、最悪100万、200万の解約者が出るシナリオを想定していたと明かしています。
対策は「本質的には電波の改善」だが、「iPhoneユーザーをプロテクトするのは最優先課題」としてキャンペーンを展開、そのために10〜12月に300億円、1〜3月に100億円を投じたとしています。
その結果、「ふたを開けてみると、ソフトバンクを解約してKDDIに乗り換えたiPhoneユーザーは多い月で数万人レベルで済んだ。われわれが想定した中でも最高にいい結果に終わった」と語り、「99%の顧客は死守できた」としています。
また、ドコモユーザーに対してiPhone 4Sを購入する場合のキャリア選択について調査を外部会社に依頼したところ、過半数がソフトバンクを選んだとしています。
たしかにソフトバンクにとってKDDIからiPhoneの発売ということは、かなりインパクトのあったことだと思いますが、想像していた以上に流失はしませんでしたね。当初KDDIのiPhoneは使える機能が限られていた面などもありましたが、必死の営業努力が実を結んだという形でしょうか。
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