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Apple、新しいデータセンターの電力消費量をめぐりグリンピースに反論

投稿時間2012.04.19
Cent Japanによると、Appleは、データセンターがクリーンでないエネルギーに依存していると環境保護団体のグリンピースから批判されたことについて、新しいデータセンターにおける電力消費量に対する同団体の見積もりが高すぎると反論したと伝えています。

Apple maiden DC

Appleによると、ノースカロライナ州に建設中のこのデータセンターで消費される電力は、最大で20メガワットとしていますが、グリンピースは100メガワットであると見積もっているとしています。
Greenpeaceは、AppleやAmazonといった企業のデータセンターが、電力を石炭や「危険な原子力」に依存している地域に建設されているという理由で低い評価を与えている。またこれらの企業は、エネルギー消費に関する情報開示度が低いという理由によりGoogleやYahooといった競合企業よりも評価が低くなっている。
これに対してAppleは声明を発表し、初めて予想電力消費量を明らかにし、さらにノースカロライナ州施設には、太陽光発電装置、バイオガスをエネルギー源とする燃料電池セルも設置されると述べられているそうです。

また、Appleは、オレゴン州に建設中で2013年に完成予定のデータセンターは、100%再生エネルギーで稼働する予定だとしています。

Appleとしては、環境問題には積極的な取り組みをしているとアピールしているので、こういった批判についてはしっかり反論していくという姿勢のようですね。

ちなみにMacRumorsによると、グリンピースはアイルランドにあるAppleのオフィスの屋根に昇り、以下の写真のような看板を掲げて抗議活動を行ったそうです。

Greenpeace cloud protest ireland