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「Siri」はGoogleにとって脅威

投稿時間2011.11.07
Cnet Japanによると、Googleの会長Eric Schmidt氏が、Appleの「Siri」が同社の検索事業の脅威になると述べていると伝えています。記事によると、9月に米上院の独占禁止小委員会で証言したSchmidt氏は、追加で受けた質問に対する回答の中で下記のように述べたとしています。
「AppleのSiriは著しい開発成果である。音声によって『iPhone』を介して回答を得るという方法は、検索における革新を表すものである」「Googleには多くの強力な競合相手がおり、時にわれわれは、情報アクセスの新しい手法によってもたらされる競争上の脅威を見落とすことがある」
Googleにとってもやはり「Siri」は革新的ととらえてるようです。Googleも音声検索をしていますが、「Siri」はまた別次元の音声検索を実現していると思います。さらにEric Schmidt氏は、以前AppleとFacebookはWeb検索における競合相手ではないと述べたことは「明らかに誤っていた」と述べたという事です。以前、Appleの元CEOスティーブ・ジョブズ氏は「検索事業には興味がない」としてAppleが検索事業に参入する事はないとしていましたが、少なくともGoogleはその可能性を考えているようです。「Siri」がそのきっかけとなるかは分かりませんが、Googleは危機感を持っているようですね。