「(Fazio氏は)iPhone 4Sの購入後、Siriが宣伝どおりに動作しないことにすぐ気付いた。例えば、(Fazio氏が)ある場所への道順を尋ねたり、ある店舗を見つけるよう命令したりしても、Siriは原告が尋ねていることを理解しなかった、または、非常に長い待ち時間の後に誤った答えを返した」その結果として、Fazio氏はおそらく、Appleが潜在的な購入者に対して「Siri」の機能を誇張して伝えていると考えているとしています。
「Appleは莫大な資金を投じて、Siriの機能を紹介する広範な広告キャンペーンを展開してきた。また、iPhone 4SはiPhone 4よりも高価である。それにもかかわらず、iPhone 4SのSiri機能は宣伝どおりに動作しない。そのため、iPhone 4Sは単に値段が高いだけのiPhone 4になってしまっている」
この訴状では、Appleは、消費者法的救済法とカリフォルニア州の不正競争法とともに保証に違反しており、故意および過失による不当表示を行っていると訴えているそうです。また、Fazio氏の弁護団は、ほかの「iPhone 4S」所有者も代表する集団訴訟を目指しており、最終的な目標がAppleによる同デバイスの販売停止および損害賠償にあることを主張しているそうです。
これについてAppleの広報担当者はコメントを控えているとしています。
さすが訴訟大国アメリカと言ったところでしょうか。たしかにCMは少し大げさに作っている気がしますが、これが訴訟となり損害賠償を請求するという発想はさすがとしか…。今後集団訴訟といった流れになるのでしょうか?