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ITC、Appleによるサムスンの特許侵害を認定、AT&T版iPhone 4などの輸入差し止め

TechCrunchによると、アメリカ国際貿易委員会(ITC)は、Appleがサムスンの特許を侵害していたと認定し、AT&T版のiPhone 4、iPhone 3GS、初代iPad 3G、iPad 2 3Gなど一部の製品の輸入を差し止めたと伝えています。

Iphone3gs
 
特許侵害となったのは携帯無線の信号伝送に関する特許だそうで、iOSデバイスがマルチバンド化される以前にAT&T向け製品に使われていた部品が侵害していると認定したそうです。

Allthings Dは、Appleの広報担当Kristin Huguet氏は、「我々は以前の判決を覆した委員会の決定に失望していて、控訴を計画している」と語り、「今回の決定はアメリカのApple製品に影響は与えません」と語ったそうです。

また、サムスンも声明を出していて、「今回のITCの最終決定は、サムスンの技術革新にAppleがただのりをしていた歴史を証明したものだ」と語り、「私たちのモバイル技術の研究開発は数十年続くでしょう。そして私たちは、アメリカの消費者に革新的な製品を提供していきます」と述べています。

今後アメリカ政府などの決定により、今回の判決が流動的になる可能性もありますが、Appleがサムスンの特許を侵害していたことが認定されたようです。旧製品とはいえ、Appleにとって少なからずダメージとなる結果になるかもしれません。