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廉価版「iPhone」は本当はミッドエンド「iPhone」!?

投稿時間2013.05.03
AllThings Dは、今まで長い間噂になっているAppleの廉価版「iPhone」のターゲットはどこなのかといった検証をしていて、J.P. MorganのGokul Hariharan氏とMark Moskowitz氏が発表した理論がかなり説得力があるとして紹介しています。

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Appleは「iPad mini」を329ドルで発売したが、ライバルの「Nexus 7」や「Kindle Fire」といった249ドルや199ドルといった安価なデバイスを前に高価だと思われていた。

しかし、「iPad mini」は大ヒットを記録し、タブレットデバイスに499ドル以上のハイエンドと249ドル以下のローエンドの間に新しい価格帯の確立し、Appleはタブレット市場のシェアを拡大したと分析しています。

これと同じことをAppleは「iPod nano」でも行っていて、はるかに多くのローエンドのデバイスがある中、199ドルで発売をし、2005年の発売後、数年間はすべてのiPodの出荷台数をの半分を占め、MP3市場でのAppleの優位を固めたとしています。

それぞれのケースでAppleは、メインストリームとして十分なハイエンド製品の高いマージンを一部犠牲にして、マーケットシェアを拡大してきていて、スマートフォンの市場でもAppleは同じように考えているのではないかとしています。

Appleは、上の図の矢印部分にある潜在的ユーザーを獲得することを考えていて、いわゆる廉価版「iPhoen」は、予算を重視する顧客や初めてのスマートフォンを手にする顧客に対しての新しい「iPhone」だとしています。

この分析は非常に的確なような気がしますね。廉価版ということで、低価格ということがクローズアップされそうですが、新たなマーケットをガッツリ掴む新たな「iPhone」になるのではないでしょうか。