
この「iBooks 2」は、マルチタッチジェスチャーで操作することができ、動画を見ることはもちろん、メモを取ることも簡単にできます。さらには検索機能もあり、インタラクティブに扱えるということです。


そして、次に電子教科書を作成するアプリ「iBooks Autehr」が発表されます。

今まで本を作るのはとても大変な作業だったが、このアプリは、NumbersやPagesなどと似た操作で簡単に電子教科書が作成できるとのことです。


画像などはドラッグ&ドロップで配置でき、ムービーも同じように扱えます。また、Wordファイルなどからインポートが可能になっているそうです。
そしてこのアプリで作った電子教科書は、iBook Storeで販売が出来るそうです。また、その前に自分のiPadで検証することも出来るとしています。
フィル・シラー氏はこの「iBooks Autehr」を、最もパワフルで、楽しいインタラクティブなツールだとしています。
次は「Textbooks」について。これは「iBook Store」に追加される電子教科書のカテゴリーで、最初は高校の教科書に焦点を当てるとして、価格が14.99ドル以下としています。


Pearson, McGraw Hill、Houghton Mifflin Harcourtの3社とパートナーを組んで、代数幾何、生物、化学、物理の電子教科書をリリース(アメリカのみ)するとしています。なお、この3社でシェアは90%ほどになるとのことです。
ここまでが最初の発表で、次がもう一つの発表です。
エディー・キュー氏が登壇し「iTunes U」の説明をはじめます。今までの「iTunes U」は、過去の講義を配信するためだったが、先生の学習計画の作成の手伝いをしたいとして、「iTunes U」アプリを発表しました。

このアプリでは、今まで通り講義のダウロードが可能で、さらにストリーミング配信も可能になるそうです。またこのアプリを通して生徒に宿題をだせたり、ノートを使ってカリキュラムを組み立てたりと先生にとって大きな助けになるようです。


「iTunes U」は、数多くの大学で使用される予定で、すべて無料で世界136ヵ国で利用が可能だとしています。
最後にフィル・シラー氏が登壇し、イベントのまとめをします。「iBooks」は教科書の再発明。「iBooks Auther」はインタラクティブな電子教科書を作るツール。「iTunes U」では、無料でいつでも誰でも学ぶことが出来る。と語り、今回の発表に我々も興奮していると述べたそうです。
以上で、このイベントが終了となりました。Appleは本当に教育を変えようとしていますね。"教科書の再発明”はまさにそれの最たるものですね。「iPad」一つで学校に行き学ぶことが出来るなんて、本当に未来がすぐそこまでやってきてる感じです。日本でも早く「iPad」を使った電子教科書が普及するようになって欲しいですね。
参考元
・engadget
・Macworld
・Gizmodo Japan