記事の中で、Appleなどのクラウド事業者が警戒しているのが日本の著作権法の運用とし、2007年に音楽クラウドに似たサービスが著作権侵害として訴えられ、音楽権利者側が勝訴した地裁判決がネックになっているようです。
この裁判で勝訴したJASRACは、Appleの「iTunes Match」などのクラウドサービスについて、「法改正なくても運用は可能」という見解を示しているようですが、クラウド側で曲を複製することは「私的使用」には当たらないとして、事業者と権利者の双方が納得する適切な著作権料が必要としています。
大手レコード会社の中では、「国内でどれだけ需要があるのか分からない」とする意見が多いようですが、ユニバーサルミュージックは「多様化する音楽の聴き方に対応していく必要がある」という意見もあるそうです。
著作権料をしっかり払えば法的には問題ないということのようですが、そうなると日本で「iTunes Match」をスタートさせる場合、価格が高くなる可能性があるかもしれませんね。もちろん交渉次第ではあると思いますが…。あとはレコード会社の姿勢次第ということになってくるのかもしれませんね。待ってるユーザーも結構いると思うので、早く実現して欲しいところですね。
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