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Apple、インドで「iPhone」の販売を積極的に進める

ロイターによると、いままでインドでの存在感が比較的薄かったAppleが分割払いでの「iPhone」販売を積極的に進めていると伝えています。

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Appleは、インドの英字紙タイムズ・オブ・インディアのフロントページ全面に、初回払いが5,056ルピー(93ドル)で「夢の」iPhone 5を手に入れられるとする広告を打ち出したそうです。

Appleはインでは4年以上前に「iPhone」の販売を開始したものの、中国を除いた新興国への進出にはそれほど積極的ではなく、サムスンやBlackBerryに先行されていたとしています。

ただ、2012年後半からインドの販売を強化、アナリストによると、昨年10─12月期における「iPhone」のインド向け出荷台数は25万台となり、前四半期の9万台から約3倍に増えているそうです。

インドはユーザー数で世界第2位の携帯電話市場だが、大半のインド人は高級機器に手が届かず、販売全体に占めるスマホの割合はわずか1割にとどまり、95%がプリペイドタイプを利用し、キャリアが補助金を出すこともないそうです。

ただ、IDCの調査によると、インドのスマホ市場は2016年に1億800万台と、昨年の約1,900万台から5倍強になるそうで、各企業にとってはチャンスとなるだろうとしています。

最近では廉価版「iPhone」の話題が出ていて、そのマーケットの中心として中国がよく挙げられていますが、Appleにとってインドという市場は今後かなり成長が見込まれることから重要視している可能性がありますね。

廉価版「iPhone」がもしリリースとなる場合には、インドという市場はかなり視野に入れているのではないでしょうか。