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フィル・シラー氏が語る、Appleにおける日本市場の意味

投稿時間2011.12.24
ITMediaに、ジャーナリスト神尾寿氏による、Appleのフィル・シラー氏のインタビューが掲載されていて、その中でAppleにおける日本市場に対する考えが書いてありました。

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このインタビューの中で、フィル・シラー氏は、Appleは世界に向けて製品を作っているが、日本市場は我々にとって歴史のある重要なマーケットだと語り、さらに以下のように述べています。
我々にとってなぜ日本市場が重要かというと、(日本の)お客様のニーズとAppleが提供しているものが合致しているからです。例えば、日本のお客様にはデザインをとても重要視していただいています。素材のよさやスリムなフォルム、(Apple Storeをはじめとする)サポートの取り組みなど、Appleが得意とする“総合的な高品質”をしっかりと評価していただけるのが日本のお客様なのです。
また、日本人は品質に優れた「よい製品」に対して、とても敏感で優れた感性を持っているとし、Appleの考え方と日本市場は、とても親和性が高いとも述べています。

他にも、「iOS 5」から対応された緊急地震速報についてフィル・シラー氏は、
この機能が日本のお客様にとって重要で大切だと、日本から報告がありました。この機能がAppleにとって直接的なビジネスになるかどうかではなく、日本のお客様にとって大きな必要性がある。その点を重視して、iOS 5で搭載したのです。
と述べ、お客様のことを第一に考えることがAppleのポリシーだと強調しています。

さらに興味深かったのは、絵文字についてフィル・シラー氏は自身でも使っているらしく、奥さんや子供とのメールには欠かせないものになっていると語っています。


フィル・シラー氏が絵文字を使っているのには驚きました(笑)。日本初の文化が海外でも受け入れられている事は素直に嬉しいですね。

緊急地震速報もそうですが、Appleはしっかりとローカルのものにも目を向けている事が分かりますね。これについては、東日本大震災の影響は相当大きかったとおもいまが、それでも比較的早く対応してくれたのには驚きでした。

もちろんすべての機能を追加するわけにはいかないですが、日本市場に何が必要かという事をしっかりと考えてるというのが伝わってきますね。


参照元
ITMedia