Wireless Wire Newsによると、MotorolaがAppleを相手取って、ドイツのマンハイム裁判所で起こした裁判で、現地時間9日にモトローラの訴えを認める判決が下されたと伝えています。
この訴訟は、「iPhone」および3G接続の「iPad」で使用されている技術がMotorolaの2件の特許を侵害しているとして、今年4月に起こされた裁判で、今回の判決でそのうち1件が認められたそうです。
今回の判決により、アイルランドのApple Sales Internationalからドイツへの該当製品の輸出差し止め命令を発動することが、Motoloraに許可されたとのことです。
Appleはこれを受けて、すぐに不服申し立てを行うそうです。
なお、この判決は、これからドイツに出荷される端末にのみ適用されるとのことで、ドイツにはすでに十分な「iPhone」、「iPad」の在庫があるので、このクリスマス商戦には大きな影響はでないそうです。
もし、輸入止し止めを発動したあとにこの判断が覆ると、MotorolaはAppleに対して1億2400万ドルの保証金を払う事とになるそうです。これはAppleが求めていた金額よりかなり少ないとしています。
今回の判決はAppleに対して不利なものとなってしまいましたね。今後のドイツでの販売に少なからず影響はありそうです。Motorolaはこの権利を行使することになるのでしょうか?これからの出方が気になりますね。
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