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孫社長、ソフトバンク版「iPhone 5」の2つの誤解を説明

ソフトバンクは、10月31日に2013年3月期第2四半期決算発表を行い、その会見の中で孫社長はソフトバンク版「iPhone 5」の2つの誤解と題して、au版「iPhone 5」より劣っているとされる電池の持ち、LTEのアンテナの設置方法について説明しています。

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まず、ソフトバンク版「iPhone 5」がau版「iPhone 5」より、バッテリーの持ちが悪いことについて、au版のLTE接続時の連続待ち受け時間は260時間で、ソフトバンク版は160時間という結果について解説をしています。

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当初はそのとおりだったが、改善を重ね10月19日最適化されたあとではau版「iPhone 5」よりバッテリーの持ちが良くなっているとしています。これは、緊急地震速報をONにした状態で都内で検証した結果だそうです。

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次にアンテナの設置方法ついては、ソフトバンクはオムニセル型でカバーエリアが狭く、基地局数が多くても繋がりにくく、干渉により速度が落ちるということが指摘されている点について説明しています。

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これについては、ソフトバンクのLTE基地局の97%がセクター型で、オムニセル型は3%となっていて、この指摘は当たらないとしています。

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また、LTEのカバーエリアの広さは、10月31日に山手線全駅でLTEが使えるようになったとしています。(最後の2駅は10月31日に開通したそうです。)

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さらに、JR乗降客数トップ1000駅を調査したところ、LTE接続可能な駅はソフトバンクは807駅でauは542駅となっていて、ソフトバンクのエリアは広いとしています。

また、速度比較ではソフトバンクは674勝、219敗、107引き分けだとしていて、速度の平均はソフトバンクは5.8Mbps、auは3.4Mbpsでソフトバンクが速度でも速いとしています。

電池の持ちがau版より良くなっているというのは驚きでしたね。ただ、こういったデータが出てくるとまたKDDIの田中社長も黙っていない思うので、さらなる舌戦が繰り広げられそうな予感です。