セキュリティ企業の英Sophosによると、IDFAでは以前問題視されたUDIDと同様に、iPhoneやiPadなどの端末を識別でき、この識別子はWebサイトから要求することが可能だとしています。
ただ、UDIDと違って個人までは特定できず、個別の端末のネット上の行動パターンを把握するにとどまるとしていますが、IDFAは端末上で常駐cookieのように振る舞い、広告主がユーザーのWeb閲覧行動を追跡したり、購入やダウンロードなどの記録を入手したりすることが可能になるとのことです。
この設定は、デフォルトでは有効になっていて、「設定 → 情報 → アドバタイズ → Ad Trackingを制限」を「オン」にすることでIDFAを無効にすることができます。(上記画像を参照)
この設定は私も全く知らなかったですね。ちょっと分かりづらいところにこの設定があることも批判の対象になっているようですが、たしかにここを探し出すのは困難ですね。
これによってユーザー特定されることはないため、直接的に不利益を被ることはないとは思われますが、プライバシーの問題のため、気になる方はIDFAを無効にすることをオススメします。
Apple
「iOS 6」にはユーザー追跡技術「IDFA」が組み込まれている
ITMediaニュースによると、「iOS 6」に、広告主のための新しいユーザー追跡技術「Identification For Advertisers」(IDFA)が組み込まれていることを巡り、プライバシー上の問題を懸念する声が出ていると伝えています。