ジョナサン・アイブ氏は、「我々は解決できない根本的な問題があり、携帯電話はほぼ打ち切り状態だった。初期のプロトタイプでは、私が電話を耳に当てると私の耳が番号をダイヤルしてしまう状態だった」と述べ、「これは耳の形状やあごの形、肌の色や髪型などすべての種類を検出する必要があり、おそらくこれは動作しないと思われた」と語っているそうです。
最終的にはこの問題が解決され「iPhone」は2007年に登場することになるわけですが、開発段階では相当な苦労があったようで、開発が打ち切られるギリギリだったこともあるようです。
ただ、こういった困難を乗り越えるジョナサン・アイブ氏を含むAppleのデザイナーたちの情熱が「iPhone」の誕生の影にはあるのかもしれませんね。
しかし、もし「iPhone」がこういった問題で打ち切りとなっていたら、携帯電話の進化が5年は遅れていたかもしれないですね・・・。
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ジョナサン・アイブ氏、iPhoneは「ほぼ打ち切り状態」だったと語る
昨日、Appleのインダストリアルデザイナー担当上級副社長ジョナサン・アイブ氏が、英国大使館で行われた「Creative Summit」で講演し「Appleの目標はお金を稼ぐことではない」と語ったとする記事を書きましたが、MacRumorsは、The Telegraphが別のレポートを掲載しているとして、その中でジョナサン・アイブ氏は、iPhoneが「ほぼ打ち切り状態」になったことが複数回あったことを明らかにしたと伝えています。