これを開発したロシア人ハッカーAlexei Borodin氏は自身のブログで、「現在のところ、(この)対応済みのAPIを迂回する方法は持ち合わせていない。みんなにとって良いニュースだ。iOSのセキュリティは強化され、開発者はお金を受け取ることができるようになる」と書いているそうです。
また、「iOS 6のアプリ内購入に関するAppleの最新の文書に目を通したところ、現時点で(この)ゲームは終わったと言える」とも語っているそうす。
すでにこのエクスプロイトを利用して840万件以上のアプリ内コンテンツがDLされていて、少なくても開発者が受け取り損ねた金額は総額にして582万ドル、Appleが受け取り損ねた金額は249万ドルになるとしています。ただ、課金額を99セントとして計算しているため、損失総額ははるかに大きくなるとしています。
とりあえずはこの問題は収束の方向に向かったようです。App Storeの根幹に関わる問題のため、Appleの対応のスピードは非常に速かったような気がしますね。
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iOS用アプリ内課金回避システムを開発したハッカー、「ゲームは終わり」と発言
CNET Japanは、代金を支払うことなくiOSアプリ内から有料コンテンツを入手できるようにするエクスプロイトを生み出したハッカーが語ったところによると、Appleがこの脆弱性の対応をおこなったことでこのエクスプロイトは使えなくなったとしていると伝えています。