Apple

「ワークスタイルとプラットフォームを変える」iPhoneとiPad

ケータイWatchによると、ソフトバンクは法人向けイベント「SoftBank World 2012」を開催したと伝えていて、講演したソフトバンクの孫正義社長が、ソフトバンクグループの2万人に「iPhone」と「iPad」を支給していると明かし、100%提供することで「ビジネスワークスタイルが変わる」「会社のプラットフォームが変わる」と語ったと伝えています。

Iphoneipad
 
ソフトバンクでは社内業務でのペーパーレス化を実現しているが、100%の普及率がポイントになっているとしています。孫社長は「ソフトバンクにおいては社内業務でプリントアウトは禁止、会議でも紙を用意する必要がない。社内業務で紙を使うとクビ」とも語っているそうです。

「iPhone」や「iPad」の導入によって、仕事が迅速に進みコストダウンにつながるとしていて、NTTやKDDIと比較して、ソフトバンク1人あたりの営業利益が高いと語っているそうです。

さらに、「iPhone」「iPad」のセキュリティについても、電車の網棚などに端末を置き忘れた場合でも、遠隔操作で端末をロック、保存した内容の消去ができ、ウィルスに関してもアプリは100%Appleの承認を受けなければならないので安全だとしています。

また、ITMediaによれば、これまでに「iPhone」を導入した企業は15万社以上、「iPad」は6万社以上にのぼるそうです。ANAは、キャビンアテンダントに「iPad」を支給し、分厚いマニュアルや学習用動画教材を「iPad」に入れて活用しているなど、様々な会社の活用事例が紹介されたようです。

他にも、孫社長は電波のつながりの問題についても、7月25日から対応が始まる900MHz帯「プラチナバンド」が解消すると語り、一部の専門家から都心部では意味がないとする批判について、全くの"素人専門家"だと切り捨て、「プラチナバンドはビルの窓から回り込んで建物の中に入る」と都心部でも効果的だと強調しています。

一般ユーザーには「iPhone」「iPad」はかなり浸透していますが、ビジネスユーザーにもかなりの勢いで浸透しているようです。この点でのソフトバンクの強みは「iPhone」だけでなく、「iPad」を扱っているという気がします。

孫社長もこの講演で言っていますが、「iPhone」「iPad」導入することで業務効率などは飛躍的に向上すると思われます。Appleが生み出したこの2つの製品が、この日本でもビジネスのあり方を大きく変えようとしているようです。