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NTTドコモ、新体制でもiPhoneへのスタンスは変わらず

投稿時間2012.06.20
CNET Japanによると、6月19日の株主総会および取締役会の承認を受け、NTTドコモの代表取締役社長に就任した加藤薫氏は、就任会見でiPhoneの発売の可能性について、前社長の山田氏の体制とあまり変わらないと答えたと伝えています。

Docomo logo
 
昨日の株主総会で前社長の山田氏はiPhoneの導入が困難な理由を語っていましたが、新社長となった加藤氏は、iPhoneの取り扱いについて以下のように語っているそうです。
iPhone、iPadというのはとても素晴らしい端末だと思う。とは言いながら、私どもはキャリアとして一定のリードをしてきたという意味において、次の成長は『クラウド』と『端末』といっている。マルチないろんな形の端末とクラウドの相まったサービスを展開したいため、それが1つにセットにされているものが、特にドミナントになるのはあまり好ましくないと考えている。ラインアップの1つとしてはぜひ揃えたいとは思うが、なかなか条件が整わないのは事実

ただ、ドコモ今後もiPhoneを取り扱わないということではなく、「条件が変わってくれば、金輪際という訳ではない」と語ったとしています。

基本的なスタンスは昨日お伝えしたとおり、新体制になろうともスタンスが大きく変わる事はないようです。

「条件が変わってくれば、金輪際という訳ではない」という言葉からすると、ドコモはもうこれ以上譲歩する余地はないというメッセージに聞こえますね。あとは、Appleが変わればというスタンスのような気がします。