今回は日本での「Pogoplug Family」サービスインを記念して開かれたブロガーイベントで、なんとサプライズで「Pogoplug」を提供しているクラウドエンジン社のCEOダニエル・プッターマン氏がこのイベントのために来日していました。
ダニエル氏は今回スタートする「Pogoplug Family」について、通訳を交えて概要を説明をしていきました。
「Pogoplug Family」のポイントは、年間1980円で5ユーザーまで利用可能。さらに、ハードウェアPogoplug Mobileが付属します。極端な話をすれば1年間使うだけで解約してもハードウェアは手元に残るということになります。
次にプレゼンを行ったのが主催者でもあるコグレさんです。プロフィールに勝手に「Pogoplugエヴァンジェリスト」という肩書きを追加したとアピールされていました(笑)
まずは設定について、以前NASを使っていてトラブルが起きた時に管理画面にどうやって入るかも忘れてしまい大変だったという話を交え、とにかく「Pogoplug」は簡単だと語っていました。
さらにストレージ容量は接続するHDD次第なので大容量であること、iPhoneに同期しきれない音楽データも入れられ3G回線経由でも問題なくストリーミング再生できるといったメリットを次々とあげていきました。
他にも、どこからでもアクセス出来るので、あまり考えずにとにかく入れておけるといった点、iPhoneからは自動で写真をアップロード出来ることをあげていました。
コグレさんはお子さんにiPod touchの一番容量の小さいモデルを持たせているそうですが、写真を自動でアップロードさせることによって、お子さんが容量を気にせず写真を撮ることができるようにしているそうです。これは個人的にも非常にいい使い方だなと思いました。
そして現在の「Pogoplug」の有料サービスの説明がされました。「Pogoplug PC」は自分のPCを丸ごと「Pogoplug」化してしまうサービス。「Pogoplug Cloud」は純粋なクラウドサービス。「Pogoplug Team」は事業者向けのサービスで、UIをカスタマイズして自社用の画面を作成出来るなど特徴を持ったサービスです。
そして今回スタートする「Pogoplug Family」です。年間1980円で5人が使えるサービスであるということと、Pogoplugのデバイスがついてくるいうことを改めて説明していました。
「Pogoplug」にはDropboxやEVERNOTEなどとに競合が予想されますが、コグレさんは自分の中の使い分けのポジションを上記の写真のように分けていて、すでに「欠かせない存在」になっていると語っていました。
次は参加者によるライトニングトークが行われました。登壇されたのは「Flick! digital」の編集長村上タクタ氏、「みたいもん!」のいしたにまさき氏、「Lifehacking.jp」の堀正岳氏。
「Flick! digital」の編集長村上タクタ氏は、様々な雑誌に携わってきたのでとにかく写真の容量が膨大で、その保存デバイスとして、さらには会社での共有などにPogoplugは使えないかと考えているそうです。
「みたいもん!」のいしたにまさき氏は、「MacBook Pro with Retina display」が出てきたことによってすべてが変わってしまったと語り、今までのプロジェクトを通して2001年からの写真データが約8万枚となってしまい、その管理が最重要課題だとして、「Pogoplug」を使ってみたいと話していました。
「Lifehacking.jp」の堀正岳氏は「Pogoplug」の使い方について、とにかく設定が簡単で箱を開けて15分には設定が完了してしまうこと。Dropboxではローカルの容量を食ってしまうなどのデメリットはあるが、Pogoplugなら無制限に利用出来ることなどをアピールされていました。
その後質疑応答などがあり、とりあえずは終了。その後懇親会となりました。
懇親会の時にクラウドエンジン社の方と個別にお話しすることができたので、"「Pogoplug」はローカルだと早いけど外出先などからファイルをコピーするなどの作業をすると遅いんです。"という不満点をぶつけてみたところ、「その問題は認識していて、そこは改善はしたいと思っている」というお話をしていただけました。
さて、このイベント終了後「Pogoplug mobile」を頂けたので、次回は設定や使い勝手などをレポートしたいと思います。
簡単にレポートをと思ったのですが、結局長文になってしまいました・・・。
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