すでに「iOS 9」については、最大の特徴は安定性と最適化になると2月に伝えられていましたが、「OS X 10.11」でも同じアプローチをとっているそうです。
「OS X 10.11」、コードネーム"Gala"では、いくつかの新しいセキュリティの追加や安定性やパフォーマンスの改善が含まれているそうで、開発者向けにはSwiftのプログラミングツールの重要の変更が行われるとしています。
Appleの取締役は新機能の制限については当初反対していたものの、当初予定されていた一部の新機能を搭載することで、品質にフォーカスすることに合意したそうです。
セキュリティに関する新機能と古いデバイスへの最適化
「iOS 9」と「OS X 10.11」では、昨日の記事でもお伝えしたようにフォントが「San Francisco」に変更になるほか、システム全体のインターフェイスの調整も含まれているそうです。
また、「OS X 10.11」では「OS X Yosemite」の時から搭載が予定されていたものの取り残されていた、コントロールセンターが搭載される予定だとしています。
さらに、「iOS 9」と「OS X 10.11」では、「Rootless」と呼ばれる新しいセキュリティシステムが搭載されるそうで、マルウェアを防止するために、機能拡張の安全性を向上させ、機密データのセキュリティを維持できるそうです。
ほかにも、iCloud Driveのセキュリティも強化され、Wi-Fiについてもセキュリティを強化した「Trusted Wi-Fi」と呼ばれる新機能が追加も予定されているそうです。
もう一つの大きな特徴として、古いiOSデバイスへの最適化も行われるそうで、情報筋によると「iOS 9」は一部機能を除き「iPhone 4s」と初代「iPad mini」でも動作するように設計されているようです。
新機能は制限されても使い勝手が向上すれば・・・
OSのアップグレードのたびに大きな新機能の追加が行われるのはいいものの、最近ではそのたびにバグが増えたりなどしていてよく問題になっていますが、「iOS 9」と「OS X 10.11」で品質にフォーカスするというのはいい傾向かもしれません。
新機能といってもすべての人が使うわけでもないですし、セキュリティや普段使う部分のブラッシュアップというのはユーザー体験の向上という意味ではかなり意味があるのではないでしょうか。