土管屋は回避したいドコモの思惑と「iPhoneは難しい」の理由

ITMediaは、ドコモが最新機種をそろえる一方、クラウドサービスに注力していっているとしていて、「土管屋は回避したい」という説明から「iPhoneは難しい」とする理由が見えてきていると伝えていてます。

Docomocloud
 
ドコモは5月16日に新製品を発表を行い、最新機種を発表と同時にドコモクラウドを発表し、通信事業社から「総合サービス業」への脱皮を掲げているとしています。

山田社長は4月の決算説明会で「2020年くらいを考えると、その時まで通信料収入が伸びていくというのは難しいだろう。キャリアビジネスがそう長く繁栄するとは思っていない」と述べていて、今後はサービス業に注力していく方針を明らかにしているそうです。

今回の発表会の会見で、山田社長は「通信事業者としては土管化を回避したい」と語っていて、単にトラフィックデータを輸送する「土管」と化すのではなく、高品質なネットワークと多彩なクラウドサービスで「ドコモのお客はドコモの中で全部そろう」という囲い込みを考えているとしています。

このことから山田社長がiPhoneについて「現状では難しい」という説明を繰り返しているのは、通信事業者による柔軟な変更を基本的に認めないAppleの方針とドコモの戦略が相容れないためだとしていて、山田社長は以下のように語っているそうです。
「ネットワークにインテリジェンスを加え、どのスマートフォンでも同じサービスが利用できるようにしたい。そう考えると、オープンOSのAndroidを中心にしていきたい。今の環境ではiPhone導入は難しいのでは」
この見解については、次期社長の加藤薫常務も同様としていて、経営陣が交代しても変わらないようです。なお、Whindow Phoneについては、冬モデル以降の導入を検討しているとしています。

土管屋を避けたいという思いは、すでに「iPhone」を扱っているソフトバンクとKDDIも同様なので、それがドコモが「iPhone」を扱えない理由には当たらないとは思いますが、ドコモの戦略とAppleの方針が違うというのはそのとおりだと思いますね。

ただ、KDDIは定額音楽配信の「LISMO unlimited」を「iPhone」に対応させ、昨日発表された定額制コンテンツサービスについてもAppleと交渉していくとしていますし、ソフトバンクも同様にアニメ・映画などが定額制で見放題となる「ムービーLIFE」というコンテンツを提供しています。

このことからもやり方次第では「iPhone」を扱うイコール「土管屋」というのは当たらないのではないかと思います。いろいろ理由が推測されますが、ドコモが「iPhone」を扱わない理由は、実はもっとシンプルな部分(例えば販売台数など)が問題なのかもしれないですね。

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