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Tim Cook氏も「iPad mini」の価格についてコメント

先日の記事で、Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長のPhil Schiller氏が「iPad mini」の価格について語ったとお伝えしましたが、TechCrunch Japanによると、先日の2012年第4四半期のカンファレンスコールで、Tim Cook CEO、Peter Oppenheimer CFOが「iPad mini」価格設定が妥当であると述べていると伝えています。

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Peter Oppenheimer氏は、「iPad miniの開発を行う際、小さくて安価なタブレットを作ろうという気持ちなど全くありませんでした」と述べていて、AppleとしてのゴールはAppleが提供する高品質なエクスペリエンスを、コンパクトなデバイスにおいても提供しようとするものだったとしています。

Tim Cook氏も「Appleは購入するときだけお得感があるものの、実のところほとんど使いもしないというものを作ろうとは考えていません」と述べ、「iPad miniを使ってみてください。そうすればiPad以外のものを使おうなどと考えもしなくなるはずです」と語っているとしています。

また、Tim Cook氏は「他社7インチタブレットのような妥協の産物ではないのです。基づく世界観が全く違うのです」と述べているそうです。

Appleの考える「iPad mini」という製品は、一部のアナリストが考える「Nexus 7」や「Kindle Fire」の対抗機種というのとは、少し違ったところで開発がされているのかもしれません。

もちろん小型タブレット市場に投入ということで比較されるのは間違いないのですが、製品として価値の高いものをどう生み出すかということが重要で、他社と価格を合わせたりというところにはAppleは比重を置いていないようです。

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