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AppleのBob Mansfield氏が、引退を撤回した理由

CNET Japanは、Bloomberg Businessweekのレポートとして、Appleでハードウェアを統括していたBob Mansfield氏が引退する計画を発表していたが、8月下旬に撤回された理由について、Appleの幹部らは、Mansfield氏の後任が職務を遂行する準備が整っていないと考えており、それに起因して上層部で内紛が生じたと伝えています。

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これについて、状況に詳しい3人の人物によると、Bob Mansfield氏のチームに所属する数人のシニアエンジニアらがティム・クック氏に対し、後任のDan Riccio氏の直属となることに強い不満を表したとしていています。

彼らは、Dan Riccio氏が重大な責務を担う準備が整っていないと感じていたとしていて、これを受けてティム・クック氏はMansfield氏に対し、1カ月あたり約200万ドル相当の現金と株式を含む法外な報酬を提案し、顧問としてAppleにとどまり、ハードウェアエンジニアリングチームの管理を支援するように依頼したとしています。

Bloomberg Businessweekでは、この件について「反乱」に近い状態が起きていたとしているそうです。

Bob Mansfield氏の引退が発表された時も、その後それを撤回するというのも驚きがありましたが、その舞台裏では様々なことが起きていたようですね。

個人的にはBob Mansfield氏が残ってくれたのは嬉しいですが、今後の行方というのも気になるところですね。