「iPhone 5」には、Appleが常連のサプライヤーの多くから納入された部品を使っていることを示していて、サムスン、Qualcomm、Broadcom、村田製作所、Dialog、Texas Instruments、STMicro、Cirrus Logic、Avago、Skyworks、NXP、旭化成エレクトロニクス(AKM)の部品が使われているとしています。
さらに、フラッシュメモリメーカーのSanDiskなど数社を加えたほか、ほぼすべての部品にアップデートを施しているとしています。また、IHSによるサプライヤーリストは、サムスンへの依存度が減少していることも示しているとしています。
IHSのアナリストであるAndrew Rassweiler氏は、「iPhone 5は、部品サプライヤーに関して『iPhone 4S』と相当な類似性を示している。しかし、表面上の類似性の奥には、ユーザー体験を改善する本格的なアップグレードを可能にする、製品デザインと部品への重要な変更が認められる」と語っているそうです。
このサプライヤーの企業を見てみると、日本の企業も含まれていますね。さらにディスプレイには少なくても最初の出荷ではジャパンディスプレイが、後にシャープも出荷を開始したといわれているので、「iPhone 5」の部品には多くの日本企業の力が使われていることになりますね。
サムスンへの依存度が減っているのは、裁判の影響はもちろんあるとは思いますが、一つの会社に多くを依存するリスクを考えてのことの方が大きいかもしれません。
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「iPhone 5」の構成部品の多くはアップグレード、サムスン依存度は減少へ
CNET Japanによると、IHS iSuppliが新たに公開した「iPhone 5」の分解調査で、従来の部品サプライヤーの大半と関係を継続しているが、一部で「重要な変更」を行い、ほとんどのチップを新しくしていると伝えています。