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App Storeにある40万本のアプリはもうダウンロードも発見もされない!?

COMPUTERWORLDによると、ドイツのモバイル調査会社Adevenの調査では、Appleの「App Store」で公開されている65万本のiOSアプリのうち、40万本はもやはダウンロードもされることがなく、新しいユーザーに発見されるチャンスもないと伝えています。

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この調査はAdevenがリリースしたアプリ検索ツール「Apptrace」を使って調べたそうで、155カ国のApp Storeからデータを収集しているそうで、この結果からAdevenのCEOクリスチャン・ヘンシェル氏は以下のように述べているそうです。
ユーザーにダウンロードされるアプリは数千本程度しかない、というのが現実だ。これはApple(App Store)の閉鎖的なシステムに由来している。これでは(埋もれた)アプリを見つけ出すのは困難だ

また、「まともな検索手段がないため、新しいアプリはダウンロード・ランキングの一覧から見つけるほかない。アプリがこのランキングに掲載されなければ、アプリが誰かに発見されるかどうかもおぼつかない」とも語り、ランキング上位にランクインされるのは何百万ドルもの資金を費やした企業で、個人開発者や小規模な開発事業者のアプリは誰かの目に止まるのが難しいとしています。

App Storeに登録されるアプリの本数はどんどん増えていて65万本を超えていますが、その中で大部分のアプリが埋もれたままになっているのは非常に問題で、確かにアプリ検索は便利と言える状態ではないですね。

なお、Appleは最近になってアプリの検索アルゴリズム改善に着手しているといわれているそうなので、ここに大きな期待をしたいところです。