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「Carrier IQ」、Appleも使用認める

投稿時間2011.12.04
日本経済新聞によると、Appleは、携帯電話の情報を勝手に集めるとして問題となっている「Carrier IQ」について、Appleが「iOS」で使用していた事を認めたと伝えています。

Carrieriq

Carrier IQは、モバイルサービスを手がける米Carrier IQのソフトウエアである。同社のWebサイトでは、「携帯電話からのデータを分析して提供し、モバイルキャリアとデバイスメーカーがユーザーのモバイル体験について優れた洞察を得られるようにする」と説明している。
ところが、Androidに搭載されている「Carrier IQ」は、キー入力からSMS、Webの閲覧履歴など、すべての情報が見られると研究者Trevor Eckhart氏が語っていて、これはデバイスの奥深くに埋め込まれており、ユーザーが消す事ができないとしています。

「iOS」については、iPhoneハッカーが自信のブログで、「iOS 3」の時から「Carrier IQ」が実装されているとしています。

Appleは、「iOS 5」で「Carrier IQ」のサポートをやめており、将来のソフトウェアアップデートで完全に削除するとの声明を出したとしています。

なお、Carrier IQ側は、「当社の製品はユーザーのキー入力を記録したり、使用を追跡したりしていないし、収集した情報を第三者に販売などしてない」との声明を出しているようです。


このように「Carrier IQ」は、今かなり騒がれていますが、WirelessWire Newsには、セキュリティ専門家が「Carrier IQソフトの仕組みを分析してみたが、一部で騒がれているようなユーザーによるキー入力情報の記録・送信などを示す証拠は見つからなかった」と語っているとしています。


「Carrier IQ」が実際にユーザーデータを収集しているかどうかは不明ですが、もし本当だとすると、それが悪用されてしまうケースが考えられるので、危険ですね。とりあえずAppleは、アップデートによる完全削除の方向のようです。Androidの方はどうなるんでしょうか?