2011.11.16
昨日「iTunes 10.5.1」がリリースされ、アメリカでついに「iTunes Match」がスタートしました。
さて、ここで思う事は、いつ日本で始まるかどうかですよね。ちょっと過去の事例を見てみつつ、勝手に予測してみたいと思います。
まず、「iTunes Music Store」はアメリカで2003年4月23日にスタートしました。そして日本では遅れること約2年後の2005年8月4日ようやくサービスがスタートしました。
そして、アメリカの「iTunes」で映画の配信が始まったのが2006年9月、日本では4年後2010年11月からスタートとなりました。
これだけを見ると今後2年はスタートしないように見えます…。
Appleは新しいサービスを始める場合、まず自国であるアメリカで交渉をスタートします。ま〜この辺は当然ですよね。その交渉がまとまるとサービスの発表を行い、スタートへという流れです。
さて、他の国の交渉状況はどうなっているでしょうか？
おそらく日本を含め数多くの国で交渉は進んでいるはずです。先日の噂では、イギリス、ドイツ、フランスは交渉の最終段階と言われ、カナダではアメリカのサービス開始後すぐにスタートするかもしれないという噂もあります。
残念ながら日本の噂は全くありません…。交渉は間違いなくしていると思うのですが、噂にすら出てこないので、時間がかかるが予想されます。
先ほど書いたとおり「iTunes Music Store」は、アメリカから2年遅れてスタートしてています。今回の交渉もこの時期と同じぐらいかかっても不思議ではないので、2年後というのも十分に考えられるのではないでしょうか。(それ以上も…)
ただし、当時とは環境が変わっているのも事実です。音楽配信自体は一般的になり、次はクラウドサービスに移行していくという事は、容易に想像できる状態です。レコード会社もこの流れには逆らえないのではないでしょうか。
なので、レコード会社は拒否をするというよりは、いかにいい条件を引き出すかという事になっていくんではないでしょうか。こうなると、意外に早く交渉が進む場合もあり得ると思います。
その事から考えて、「iTunes Match」は来年にはスタートするんじゃないかと予測しています。希望的観測がかなり入ってますけど…。
「iCloud」サービスのコアな部分が「iTunes Match」だと思います。それが使えないというのは、なんとも…。日本のレコード会社の方々の英断に期待したいですね。