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ティム・クック氏、ジョブズ氏の後任となった心境について語る

CNET Japanによると、昨日行われたAll Things Digital conference(D10)に登場したAppleのティム・クックCEOは、スティーブ・ジョブズ氏の後任となった事について、「スティーブは天才でビジョナリーだった。そして、わたしは、自分の役割が彼に取って代わることだと意識したことはない」と述べたと伝えています。

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さらに、ティム・クック氏は「スティーブはオリジナルだ。スティーブになろうとすることの重圧を感じたことはまったくない。それは、わたしの人生のゴールではない。わたしはわたしである。わたしはこの点に心を注いでいる。Appleの素晴らしいCEOになることだ」とも語っているとしています。

また、ジョブズ氏がいなくなったあと、商品の見立てやユーザーの手に届けるかを決定したりするのは誰かという質問に対して、以下のように答えているとしています。
最良の人材の雇うという、スティーブの遺産は常に会社のDNAに刻まれている。わたしは、誰がどの部分を実行するかについて、必要以上に注視していない。鍵となるような人たちは数多くいる。鍵となるような人たちはこれまでにも数多くいた

これらのティム・クック氏の発言は非常に面白いですね。ジョブズ氏という偉大な人物の後任というのは、想像を絶するプレッシャーとの戦いだと思いますが、しっかりとした軸をもった人だという事がうかがえますね。

ティム・クック氏はジョブズ氏のような天才ではないかもしれませんが、Appleを今まで以上に成長させる人なのかもしれません。