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米司法省、AppleのiTunes StoreとApp Storeの価格の監視を要請

WSJによると、米司法省は連邦裁判所に対し、Appleと米大手出版社5社の共謀による電子書籍の価格つり上げが裁判で認定されたことを受けて是正措置を提案。出版市場でのAppleの影響力の抑制や、iTunes StoreとApp Storeへの監視を求めたと伝えています。

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司法省は、ライバル会社が電子書籍や音楽、テレビ番組、映画の価格を引き上げることにつながるような契約を、Appleがメディア企業と結ぶのを禁じるよう求めているそうで、Appleはこうした提案に強く反対しているそうです。

また、司法省はAppleが新たな電子書籍の配信契約を結ぶことを5年間禁止することを求めているそうで、Appleが裁判所の下した最終判断を順守しているかどうかを監視する監視人を裁判所が任命することも提案していて、この効力は10年間にわたるとしています。

これはまだ提案段階であって、今後連邦裁判所の判断次第でどうなるかは分かりませんが、電子書籍の販売を巡って反トラスト法違反との判決を受けていますので、Appleにとって不利な判断がでる可能性はあると思います。

(via.Macお宝鑑定団Blogさん)

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