例えば「ランチボックス」のデザインを考えるにあたり、「ボックス(箱)」という言葉の扱いについて考える必要があるという。「箱」という単語が出た時点で、そのアイデアが「四角」や「"箱"状の何か」というものにとらわれてしまい、アイデアの方向性を狭めてしまう可能性がある。こういったことから、Jony Ive氏がデザインに当たって最も注意しているのはそのネーミングで、そのために方向性が決定されてしまうからだとしています。
「言葉」が知らないうちに製品の方向性というのを決めてしまい、そこから抜け出せなくなるという非常に重要な視点な気がしますね。
ネーミングは製品を認知・アピールするためのものだけでなく、すでに開発の段階で大きな影響力を持ってしまったりするんですね。
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