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GoogleのEric Schmidt氏、「Android対Appleのプラットフォーム争いは、今日の業界における決定的な争いだ」と語る

昨日も地図アプリのことについてお伝えしましたが、CNET Japanによると、GoogleのEric Schmidt氏は、All Things DのWalt Mossberg氏とKara Swisher氏によるインタビューの答え、「iOS」と「Android」の争いについて、「Android対Appleのプラットフォーム争いは、今日の業界における決定的な争いだ」と語ったと伝えています。

Googleericschmidt
Photo by Allthings D

Schmidt氏は、情報源は明かさなかったが、Apple製デバイス1台につきAndroidデバイス4台が売れたとする調査結果をGoogleが「確認している」とし、1年以内にAndroidデバイスが10億台に達することもありえるとしているそうです。

モバイル機器の販売台数の多さは、テクノロジ業界における過去のいかなるプラットフォーム争いをも凌駕する規模だとし、「モバイル機器が極めて便利になってきているため、人は極端な知識労働者でもない限り、生活のほとんどでモバイル機器を使うことになるかもしれない」と述べたとしています。

ただ、Schmidt氏は、数年間にわたりAppleの取締役会に在籍していたことを述べ、いつも心の中に特別な場所があると語っているそうです。

また、聴衆からのどの大手テクノロジ企業のCEOに最もなりたいかという質問に、もし選ばなければならないとすればAppleだと答え、「一番お金を持っているからね」と微笑んだとしています。

昔はコンピューターの部門でAppleとMicrosoftが争いを繰り広げていましたが、いまはその舞台がモバイルデバイスに変わり、Appleの相手もGoogleに変わっていますね。

Appleは「iOS 6」からGoogle MapsとYouTubeのアプリを削除(YouTubeはのちにネイティブアプリとして配信)して、Google排除とも思える道を進んでいますが、この姿勢を今後も貫くのかどうかも注目ですね。

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