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KDDI田中社長、「iPhone 5はauが勝ち」と語る

週アス+に、KDDIの田中社長が「iPhone 5」の販売状況やLTEサービスに関する戦略に関するインタビューが掲載されていて、その中で田中社長は、「iPhone 5」の機能はソフトバンクを完全に追い抜き、ネットワーク、料金も標準的なプランでは勝っていると語っています。

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まず販売状況については、予約の約4割が新規、6割が機種変更だと明かし、新規のうち8割がMNPによる転入で、これは去年の「iPhone 4S」の5.5倍だとしていて、ソフトバンクから相当な数流入しているとしています。

そして、au版「iPhone 5」のメリットとして、バッテリーの持ちを挙げ、Appleは「iPhone 5」発表時に「待ち受けが225時間」と言っていたが、auのLTEでは最大260時間までもつようにチューニングするようにしてあるとしています。

これについては、au版ではLTEエリアにいる場合は余計なネットワークのスキャンせずに、ネットワーク内にいるときは、基地局から知らせる仕組みになっているとしています。

また、緊急地震速報も定期的に情報を受け取りに行くソフトバンクに対して、auはプッシュで必要なときだけ情報を受け取るのでバッテリーの持ちに影響しないとしています。

他にもLTEでのテザリング中にこまめに電波をオフにすることで、テザリングでは電池がもたないといわれるが、8時間持つとしています。

ネットワークについては、auとソフトバンクでは基地局のタイプが違い、auの方がエリアがきれいに埋まっていくとしていて、これにより同じような基地局数でもつながりやすい、つながりにくいという違いがでてくるとしています。

田中社長は、これらの面からも端末の機能はソフトバンクを完全に追い抜き、ネットワークに関してもウチがいいと語り、料金も、標準的なプランでは勝っていると思うとしています。また、詳細はまだ言えないが、サービスも拡充する予定だとしています。

今回の9月の携帯契約件数でKDDIは大幅にMNPの転入超過(9万5300件)を記録しましたが、「iPhone 5」によるところがかなり大きく、かなりの手応えを感じているようですね。明らかに「iPhone 4S」の時とは違うようですね。

また、興味深いのはバッテリーの持ちに関してはソフトバンク版とはあきらかに違う事をアピールしている点ですね。すでに何回かこの話は聞いていますが、これはソフトバンク版との違いという意味ではいいアピールポイントだと思います。